四国は愛媛、松山市にある動物クリニック、"松山 ほうじょう動物クリニック(MHVC)"のブログです。

2010年12月30日木曜日

猫汎白血球減少症の予後因子/JVIM

英文の獣医学雑誌の新しいものを、気の赴くままに。。

 

ときどき難解なところがあるかもしれませんが、その病気を患っている子の飼い主さんには、興味をもっていただけるかと思います。

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猫汎白血球減少症の予後因子 

Prognostic Factors in Cats with Feline Panleukopenia (pages 1271–1276)

B.D. Kruse, S. Unterer, K. Horlacher, C. Sauter-Louis and K. Hartmann 
Journal of Veterinary Internal Medicine November/December 2010

  • 猫汎白血球減少症について・・・
    • 猫パルボウイルスといわれるウイルスが原因であり、接触感染により感染します。
    • 症状:年齢・免疫状態・他の感染症併発の有無によって、異なります。
      • 発熱、元気・食欲低下など
      • 初期には嘔吐、まれに水様性下痢
    • 2次的な最近感染・敗血症・脱水・DIC(播種性血管内凝固)などで死亡に至ります。
      • 12か月齢までの子猫では罹患率・死亡率が最も高くなります。
      • 急性の汎白血球減少症では死亡率25~90%
      • 超急性では、死亡率~100%
    • 犬のパルボウイルス感染症と比べて、予後(病状の経過)にかかわる因子は報告は限られています。
      • ちなみに犬では・・・
        • 著しい白血球減少・リンパ球減少・単球減少・好酸球減少がみられると、予後が悪い。
        • 血清コルチゾール値が正常に戻らないと予後が悪い。
        • 死亡例では、血清サイロキシンおよびコレステロール値が著しく低い。
        • 死亡例では、SIRS(全身性炎症反応性シンドローム)がより多く発生している。
        • 若齢犬では予後が悪い・・・などの因子がしられています。
・この研究では、猫汎白血球減少症の予後に関わるいろいろな因子についてデータを提供しています。
  •  この研究はどうやって?・・・
    •  ドイツのLMU univerisity of Munichという大学病院で、1990~2007年に244頭の猫汎白血球減少症と診断した猫を調査しています。
  • 結果は?・・・ 
    • 全体の生存率は51.1%でした。
    • 生活環境・年齢・ワクチン接種の有無・症状の強さによって、経過の差はありませんでした。
      • ただし、ワクチンを注射した猫のなかで、12週齢以降ワクチン接種しているものはいませんでした。
    • 死亡例では、来院時にあきらかな白血球減少および血小板減少症を起こしていました。
      • 白血球が1000/μl以下の猫では、1000~2500/μlの間の猫の1.77倍、2500以上の猫の1.85倍の死亡率がありました。 
    •  また、血清アルブミンが30g/l以下、血清カリウムが4mmol/l以下の猫では死亡率が高いことがわかりました。
  •  つまり・・・
    •  12週齢(3か月齢)以降のワクチン接種を行っていない子猫は、汎白血球減少症の予防としては不十分かもしれません
    • 白血球減少・血小板減少・低アルブミン・低カリウムは、汎白血球減少症の猫の良くない因子になります。

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日々、目の当たりにする病気ではないものの、この病気にかかった場合回復する可能性は、この研究でも50%。。

 

できることとしては、なにより予防。

 

子猫には、ワクチンを12~14週齢(3~3.5か月)まで、3~4週間ごとに受けさせてあげてください。



そのあとは1年後、さらにそのあとは3年ごとの接種(・・・これは毎年接種すべきか、という論議があります)を行います。

2010年12月29日水曜日

Roco、Rubeno、Late

スタッフの一色さんのこどもが生まれました!





いや、正確に言うと、一色さんちのRossoとRosaの子供たち。



左から、Roco、Rubeno、Late。






眺める一色さん。マスクでわかりませんが、うれしそうです。



みんな元気!

2010年12月21日火曜日

FacebookとTwitter

ここ数年で、情報伝達のツールが一気に定着してきてます。




その最たるものとして挙げられる、FacebookとTwitter。




当院でもそのツールを活用して、飼い主様に有用な情報や、あまり有用ではない情報(笑)をお伝えしていければと思い、

FacebookファンページとTwitterのアカウントをたちあげました。




登録されていない方でも閲覧できますので、お気兼ねなく。

登録されている方は、Facebookファンページでなら「いいね!」、Twitterなら「フォロー」してみてください!



●Facebook ファンページ
http://www.facebook.com/pages/song-shan-houjou-dong-wukurinikku-Matsuyama-Hojo-Veterinary-Clinic/177344358961289?v=wall

●Twitter (@mhvetclinic)
http://twitter.com/mhvetclinic

2010年12月19日日曜日

年末年始の診療について

年末年始の休診日は、以下になります。

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休診日

12月31日午後 (午前は診療しています)
1月1日
1月2日
1月3日

※12月30日(木曜日)も診療を行います。

松山 ほうじょう動物クリニック
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診療時間および地図

祝日は休診となっております

2010年12月18日土曜日

フクロウ

これが、クーちゃんの飼い主さんからいただいた、フクロウです。




木をこの形まで彫っているとのこと、スゴイ!




病院のベンチと驚くほどマッチ。(笑)。









猫の待合室にも。









外のベンチにも。




外のフクロウの頭の上にのっているのは?・・・








カエル(笑)。



病院の守り神として、大事にさせてもらいます!

2010年12月16日木曜日

クー


クーちゃん。 スムースのダックスフント。






この子も椎間板ヘルニアで他院から紹介をうけ、少し前に手術を行った子です。





だいぶん歩けるようになってきてます。





この子もとてもきれいな顔。 もう少しでいつも通りに歩けるようになりそう。




そして、クーちゃんの飼い主さんから、木彫りのフクロウをいだだきました。





ご趣味で作成されているということですが、これが素晴らしい出来栄え!





また、フクロウの写真UPしますね。

2010年11月12日金曜日

あいち犬猫医療センター

 
昨日の休みを利用して、愛知にいってきました。






そういえば、初セントレア。 結構でかい。




目的は、学生時代の友人と後輩の勤務する、あいち犬猫医療センター。
http://www.sugiuravet.com/






この病院では、高度医療をおこなっており、その手術の一つを見学しにいったのです。






術前のCT撮影。と後輩たち。





手術風景。




夜は、みんなで酒を酌み交わし、大変有意義な一日でした。ありがとう!

2010年11月1日月曜日

椎間板ヘルニア

5歳、ダックスフントのちーちゃん。




腰部の椎間板ヘルニアの手術を2日前に行い、現在入院中です。





男の子ですがきれいな顔。とても人なつっこい子です。





とつぜん、全く歩けない状態になってしまったのですが、




他病院さんからすぐに紹介いただいて、早期に手術ができたこともあり、




はやくから改善傾向がみられています!





ご存知の方も多いと思いますが、



ダックスフントは、やはり椎間板ヘルニアが多い犬種です。



これをやれば、椎間板ヘルニアにならない!というような完全な予防法はありません。

ダックスのすべての飼い主さんは、体重管理と、ソファーなどの上り下りは気をつけてあげてくださいね。

2010年10月4日月曜日

ルパン

ルパンくん。



まだ、新病院に移る前ですが、四肢のふらつきで来院された子です。


video



色々な検査で、頚部の椎間板ヘルニアということがわかり、手術を行いました。





とくに右側に症状がつよく、一般的な手術とは少し異なる方法だったため、経過を慎重に見ていましたが、良好!

video



いまは、ほぼ正常にあるけています。よかった。

新聞!

そういえば、9/11のオープン日、新聞広告を地方紙に掲載しました!




こちらも多くの方に見ていただいたようです。




こんな感じ。

10月

涼しくなってきましたね、もう10月。



ところで、新病院建設までの状況を主に書き込んできた、当ブログですが、



継続して、日々のことを書き綴っていこうかと思います。




飼い主さんからも、ブログを見て来ました~、と声をかけていただくこともあり、



 
こちらが驚いたりしてます(笑)


2010年9月11日土曜日

オープン!!

新病院、無事オープンを迎えることができました!












スタッフの準備の頑張り、業者さんなどの支えにより、




問題なく患者さんを迎えることができました。




よかった~。



お祝いの花などもたくさんいただきました。ありがとうございました!

2010年9月5日日曜日

あとわずか!

あと、6日で新病院オープン!!!




今年の1月からこのブログ で新病院の建設を記録に残してきました。





途中は、「はやく新病院ができないかな~」、と思ったりもしてましたが、




間近に迫ってくると、「もう完成か!」という、身が引き締まる思いを感じております。






病院建設と並行して、スタッフ全員で良い病院にするための方法を考えてきました。できる準備はしてこられたと感じてます。





あとは日々、「誠実」に取り組むのみ!!






よい天気。

2010年8月28日土曜日

電気

電気もほぼ機材がとりつけられ、点灯するようになりました!!


良い感じ。

犬舎

この数日、いろいろ中の設備がはいりました!

まず犬舎。






やはり、かなりキレイ!!既製品にはない品質です。

2010年8月23日月曜日

子猫





7月に保護された子猫のうち、一頭の子。




入院中も元気になってきてて、下の写真を本ブログにもUPしてましたが、



その後、無事保護された方が里親をみつけられて、元気に退院となっておりました。




今日、その子猫が久々に来院!


 

元気 、元気!!
 



里親さん宅のほかの先住猫たちに、すでに負けていないみたいです。

ドア&たな&つくえ

この数日で、ドア・たな・机が続々とりつけられました~



中央処置室のドアたち。







入院室の棚。

壁づけのカウンター机。

支柱が金。。なれるまでちょっと違和感あるかな。


こちらは、管建設さんからのプレゼント。

市販では売ってないサイズ・高さのバランスでおねがいしたものです!キレイ。

2010年8月14日土曜日

オリーブ



新病院、南面にオリーブの木が6本植えられました。





松山では知る人ぞ知るフラワーショップ、ヤマイチさんにおねがいしました。







砂利も敷き詰められ、




オリーブの木は、優しい感じで病院とマッチしてます。


2010年8月11日水曜日

クロス完成!

クロス、貼り終わりました~。



待合室。


受付。

中央処置室。


ひそかに、天井にはシーリングファン(プロペラ)が設置されています!

2010年8月10日火曜日

クロス


この4日間、クロスがどんどん貼られています!!







クロスの種類は、またしてもこの分厚い見本から選択。。


そして、メインはこの2種類になりました!!


やや濃いほうが、待合室~中央処置室。薄いほうが、手術室・エコー室・レントゲン室。




診察室は、趣を変えて3つの診察室のクロスの色をそれぞれ変えてみました。




犬診察室①はピンク。犬診察室② は水色。猫診察室は薄緑。です!



オープンまであと1カ月!!